Ⅲ.プロジェクトを企画し実行する力を養う
授業の概要
この講義では、ビジネスにおける新規事業開発・起業をテーマにして、プロジェクトを企画し実行する力を養う。
社会に入れば、多くのプロジェクトを企画し、推進して行く必要がある。民間人であろうと公務員であろうと同様である。今回は民間企業もしくは創業をイメージしたプロジェクト企画を学ぶ。新規事業開発・起業のテーマをこちらから10種類程度提示し、数名のグループに分かれてゴールを目指す。
ゴールは客観的に判断して、投資価値の高い事業企画の立案である。
(外部資金の受け入れを可能にできる新規事業企画(書類)の立案である。)
講義の目的は、「新規事業開発・起業をテーマにして、目的を達成するために人・物・金・情報・企画をどのようにリンクさせるかを学ぶ」ことである。
講義では、プロジェクト・マネジメント技法の基礎や事業計画策定に必要な書類の作成手法やフレームワークを提示する。また起業家とは何かについても著名なアントレプレナーの学習を通してヒントを提示すると共にゲストとして我が国の起業家を招聘することを検討する。
講義は映像視聴とレポート作成・グループ討議・全体討議・プレゼンなどの双方向型授業とする。講義の特性上意欲的な方の参加を望む。
学習目標
- 該当するプロジェクトの意義を理解する
- 該当するプロジェクトを企画する力を養う
- プロジェクト・マネジメントの基礎を習得し、該当するプロジェクト推進に必要な要素を理解する
- 他のメンバーと目的にかなう組織行動を理解する
- 目的達成に必要なコミュニケーションとは何かを理解する
- プレゼンの技法を学ぶ
- 相応しいプロジェクト企画を完成させることを学ぶ
担当教員
町田尚史
授業計画
1 | 講義趣旨、プロジェクトテーマの説明、プロジェクト・マネジメントの基礎、 ビジネスモデルの紹介、グループ分け、 自己紹介、チーム討議、企画テーマ設定など |
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2 | 人・物・金・情報・企画の基盤となる、マーケティング・ファイナンス・ HRM・IT・プランニングのレクチャー・チーム討議 |
3 | ビジネスフレームワーク・経営戦略、チーム討議 |
4 | 成功と失敗の狭間 ―起業家からのメッセージ1― 、チーム討議 |
5 | 中間発表会(チーム討議) |
6 | 起業・新規事業を成功させるためのKFS ―起業家からのメッセージ2- |
7 | まとめ |
8 | 最終報告会(1週間後にチームでの事業計画書の提出) |
キーワード:アントレプレナー、佐藤芳之、南場 智子、スティーブ・ジョブズ、
孫正義、イーロン・マスク、プロジェクト・マネジメント、事業計画書、3P、SWOT分析、
VRIO,PEST,キャッシュフロー計算書、成果主義、AI、クラウド・ファンディング
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