工学部入学前教育の支援報告
2023年2月5日(日),工学部では,学校推薦型選抜Ⅰと国際バカロレア選抜(8月)の入学予定者*1を対象に,入学前スクーリング*2を実施しました。
工学部の入学前教育は,今年度初めての実施でした。その内容は,入学前スクーリングと,各4つの系(機械システム系,環境・社会基盤系,情報・電気・数理データサイエンス系,化学・生命系)で指定した課題提出を行うものです。
入試・高大接続部門は,工学部に協力し,入学前教育プログラムの企画立案のサポートを行いました。また,当日は,入学前教育の趣旨説明を小山UAAが担当しました。
入学前スクーリングの出席者は178名(欠席者2名)で,参加した入学予定者は,開始前は緊張の面持ちでしたが,プログラムが進むにつれ,活発な意見交換や楽しそうな交流ができていました。
過去の答申*3から,入学後の大学教育を円滑に繫げるため,高等学校での学習との関連付けや,入学前に学んでおくべき内容など,入学予定者の「ケア」を求めています。
工学部の入学前教育は,入学予定者の皆さんがこれから経験する大学教育の準備と捉え,「学びへの動機づけ」と「伸ばしてほしい知識・技能の確認・補完」のきっかけになることを目的に実施しました。
*1 入学予定者とは,各入学者選抜の合格者で入学手続きを終えた者。
*2 「スクーリング」は,多くの場合,通信教育における面接授業のことを指します。
本学では,入学前教育の趣旨の確認や,在学生や入学予定者の交流の場としています。
*3 大学審議会(2000)「大学入試の改善について」
平成28年3月31日高大接続システム改革会議「最終報告」